タクシーの給料は激減しているのか

タクシーは景気の変動の影響を受けやすいとされます。好景気であれば人々に予算的な余裕があるので、タクシーの利用者が増えます。一方で不景気になれば利用者が減り、売り上げが目減りすることとなります。タクシーは多くの企業が歩合制を採用しているので売り上げが下がると必然的に給料が減ってしまうといえるでしょう。新型コロナウイルスの蔓延はタクシー運転手の給料を激減させることになりました。新型コロナウイルスの影響は大きく3つに分かれます。1つ目は人々の外出機会の激減です。新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言により、不要不急の外出は自粛するように求められました。その結果、外出は通勤や買い物などに限られ、遊びに行ったり外食したりする方は大幅に減っています。外出する方が減ればタクシーの利用者が減るのは必然ともいえるでしょう。また、お酒を飲んで帰りにタクシーを呼ぶという利用者も平時であれば多いですが、酒類を提供するお店のほとんどが営業自粛をしている中ではなかなか利用者が増えないというのが実際のところです。

2つ目は人々の余剰資金の低下です。新型コロナウイルスの感染拡大により、給料が下がっている方は珍しくありません。給料が下がると資金的に余裕がなくなるのでタクシーの利用者は減ります。それだけでなく、今後さらにウイルスが蔓延した時のために貯金をしておこうと考える方も多いです。それらの判断はタクシーの利用者を減らすことに繋がっています。3つ目は密室空間を避ける傾向があることです。タクシーは運転手と利用者が一定時間空間を共にします。運転手は、不特定多数の客と接するので感染のリスクが高いのではないかと思われてしまいます。しかしながら、実際にはタクシーは容易に喚起でき、会話をしなければ飛沫感染を防ぐことも出来るので満員電車などに比べると安全であるという考え方も出来ます。そのため、タクシーは決して危険ではありませんが、間違ったイメージが広まってしまうことで給料が激減している部分もあります。

一時的には激減したタクシー運転手の給料ですが、今後も減り続けるとは限りません。今後観光の追い風が吹けば、需要が回復する可能性もあります。また、戦略的に売り上げを上げるようにする工夫も重要となります。感染症対策を徹底し、需要を掘り起こしていくことが出来れば今後は収入を回復させることも十分に可能になるといえるでしょう。