タクシードライバーの給料とボーナス

タクシードライバーの給料やボーナスですが、これはタクシー会社によっていくつかのパターンがあり、仕組みや制度が異なっています。大きく分けると、オール歩合給制と、固定給及び歩合給制の2種類になります。オール歩合給制の場合、給料は売り上げ高の一定割合となります。多くは55%から60%程度です。そして、この場合はボーナスという制度は特に設けられていないことも多いです。そもそもボーナスというのは自分の頑張りについて報いてもらうという側面がありますが、オール歩合給制のタクシードライバーの場合、自分の頑張りは初めから全て毎月の給料に即座に反映されているわけで、わざわざそれとは別にボーナスという仕組みを設ける意義に乏しいからということもできるでしょう。言い替えれば、年2回とか年3回ボーナスをもらうのではなく、頑張った分だけ毎月もらっている仕組みということもできます。

給料が固定給及び歩合給制で構成されているタクシードライバーにおいては、ボーナスがある場合とない場合があります。この仕組みで働く人であっても、毎月の頑張りが給料にダイレクトに反映される歩合給部分がある訳で、それとは別にボーナスを支給する必要性が少ないと考える会社もあるかもしれません。一方で、オール歩合給制に比べると、同じ頑張りであっても固定給部分があるために歩合給として反映される部分が少ないというのは事実です。このため、頑張りに対して毎月の給料だけでなくボーナスという形で報いようと考えるタクシー会社もあるわけです。

基本的な注意点として、ボーナスという制度があるからと言って年収ベースでの収入が多くなるとは限らないということがあります。完全歩合制はボーナスがないから年収も低いかというと決してそのような単純な話ではなく、むしろ頑張りがそのまま収入に直結するためにモチベーションが高く、結果として高い売り上げを上げて多い収入を得ている人もいます。固定給及び歩合給制であっても、ボーナスがない会社よりもボーナスがある会社のほうが年収ベースでの収入が多くなるとは限りません。というのも、ボーナスがある会社は、歩合率が比較的低めに設定されているようなこともあるからです。ボーナスに相当する金額を毎月の給料の形で受け取るのではなく単に積み立てておき、それを年2回あるいは3回まとめて受け取るといった仕組みにしているタクシー会社もあります。あくまで年収ベースで比較したほうが良く、ボーナスの有無にあまり固執する必要はないでしょう。