タクシーの仕事で働く人の給料とその明細

タクシーで働く人の給料も、その他の一般的な会社などで働く人の給料も、概ねその明細の項目は同じと言えます。タクシー業での特殊勤務などがあればその手当などの項目が設けられている場合はありますが、一般的には概ね同じです。収入面では基本給があり、時間外手当がありさらに特別手当や家族手当などのように、他の会社などでも見ることが出来るものが多いです。タクシー業界で働くことはそれほど難しいことではありません。なお、介護タクシーで働く人に対しては、企業によっては特殊手当や介護手当などを設けていることもあります。介護職員初任者研修資格がなければ出来ないために、その資格に対する手当などがあったりします。さらにその上位資格に当たる介護職員実務者研修や介護福祉士などの場合には、より高額な手当が設けられることもあり、役職手当などでフォローされることもしばしばです。

給料面では控除額もありますが、所得税や住民税の他にも健康保険料、厚生年金保険料があります。さらに40歳以上の労働者については、介護保険料も差し引かれます。タクシーで自ら個人事業主として働いている場合には、確定申告などで自ら申告を行いそれに基づいての控除がなされるものです。タクシー会社から給料をもらっている場合には、勤務先が代わりに申告を行っていて、その申告に基づいての控除がされている仕組みです。なお、その他の控除があるときたとえば医療費控除などがあるときには、確定申告を自ら行い届け出る必要があります。控除がより多くあれば所得税が還付される一方、住民税額が少なくなります。別に収入があるときにはそれらを申告しなければならないときに、その結果に基づいての追加納税が求められる仕組みです。

明細表では雇用保険料なども差し引かれています。万が一の時に備えて厚生年金保険料などが差し引かれているかどうかを確認できるよう、ある程度の期間は手元に残しておくことが望ましいです。明細で差し引かれているのに実際には厚生年金に加入をしていなかったという事例が多数あり、これがかつての消えた年金問題につながったという指摘がありますので、確認の意味でも加入の有無はチェックを怠らないことが重要です。このようにタクシー事業で働いた給料の明細は、手取りだけを見るのではなくその他の項目も確認をする癖をつけることが大事です。特に厚生年金保険料や雇用保険といった項目は確実にチェックをします。後日加入漏れなどのトラブルがあっても、この明細が証拠になったりするためです。