都内のタクシードライバーの給料

東京にあるタクシー会社に転職をしようと考えている方にとって、給料は転職先を決めるための重要項目の1つでしょう。都内のタクシー会社に転職をする場合、都内以外の地域のタクシードライバーと比べると給料は高めだと言えます。都内以外の地域のタクシードライバーの平均年収が約350万円なのに対して、都内のタクシードライバーの平均年収は約470万円程度と言われています。

なぜ年収にここまで差が出るのかというと、その理由の1つに都内のタクシー利用者の数が多いことが挙げられます。年間約3億人がタクシーを利用しており、1日で換算すると85万人が乗車していることになります。観光客が多いこともあり、土地勘のない人や公共交通機関では行きにくいところに行く際に利用される方が多いようです。1日に85万人が乗車しているとすると、1台につき約35人が乗っています。1人あたりの平均利用キロ数は約4キロであり、1500円の単価で35人が乗車したとなると1日の売り上げは約5万円となります。

タクシードライバーは平均の勤務時間が1か月で198時間程度とされており、11勤務で201時間働いた場合は1日あたりの勤務時間は18時間となります。先ほど1日あたり約5万円の給料が相場だとあったように、そこから計算すると一時間あたりの売り上げは約3000円です。そして売り上げが全てタクシードライバーの給料になるわけではなく、大体6割程度が歩合制として給料に上回しされるので平均時給は約1800円程度でしょう。人によって給料に差がでるものの、都内の平均で計算すると日給は約3万円・月給は約36万円・年収は約440万円です。ただし、都内のタクシー会社の多くが歩合制を採用しており、たくさんのお客様に利用してもらえればしてもらうほど給料が高くなります。東京はタクシーを利用する人の数が多いため、歩合制を採用している場合は稼げる可能性が高くなります。実際に稼いでいる人だと年収800万円以上の人もおり、人によって給料に差が出やすい業種ということができます。

もしも都内のタクシー会社に転職をしたいと考えているのであれば、サポート体制がしっかりとしていて働きやすいところにすることをおすすめします。さらに、稼げるようになるためには自分で努力をすることも必要不可欠です。特にタクシードライバーにとって接客態度は特に大切です。働きながら給料があげるためにどのようにすれば良いのかよく考えて、コツをつかんでいきましょう。