年を取るにつれ、年齢の壁を感じることは多くなっていきます。定年を迎え、高齢になったのを理由に仕事をリタイアしてしまった人もいるでしょう。しかし、仕事をリタイアした後に、「今後の収入はどうしょう」と心配になってしまう人も多いはず。年金だけでは不安、定年後も仕事を継続したい、そんな人におすすめなのが、タクシードライバーという仕事です。タクシー業界はドライバーの年齢制限が高く、定年後の雇用の継続を掲示し、安心して働くことができる体制を整えています。今回は、タクシーで定年後に働ける理由や、給料について紹介しましょう。
タクシー業界の平均年齢は
全産業の平均年齢が42歳ほどなのに対し、タクシー業界のドライバーの平均年齢は59歳となっています。タクシー業界は慢性的な人手不足に悩まされており、60歳からでも歓迎の求人は多いのです。タクシー業界は法令で労働年齢に定めがないため、健康や判断力に問題がなければ、80歳を超えても働くことは可能と言えるでしょう。一般的に転職に有利のは20代、30代とされていますが、タクシードライバーは未経験でも挑戦でき、年齢は関係ないと言われています。タクシードライバーは、「まだまだ働きたいぞ！」という人に挑戦してもらいたい職業です。
タクシードライバーの平均給料について
いくら定年後に働けると言っても、肝心の給料が低ければやる気が起きませんよね。2009年、全国のタクシードライバーの平均年収は、307万円でした。全産業平均と比べると物足りない部分がありますが、この職業は定年後に働いている人も多いため、高年収を目指してガツガツ働いている人が少ない印象です。またタクシーの年収は地域によってだいぶさがあり、1位の東京では、平均年収が484万円となっています。タクシーは歩合制を採用しているので、頑張り次第では高年収が狙います。効率の良い立ち回りや人の多い地域で転職すれば、若い人たちと同じぐらいの給料をもらうことも不可能ではありません。また、高給料を目指せるだけでなく、高齢ゆえに身体をいたわりながら、セーブしながら働くという働き方ができるのもこの仕事の魅力的な部分と言えるでしょう。
定年後に働く注意点は
タクシードライバーとして働くためには、自動車免許のほかに、二種免許の取得が必要となります。長く働いてくれる人に対しては、会社は二種免許取得の費用を負担してくれることが多いですが、年齢が高くなると、自己負担で免許を取得するケースも多くなるようです。また、二種免許では深視力検査が行われるので、それをクリアしないとドライバーとして働けない場合もあります。視力が衰えるとタクシードライバーとして働けなくなるので、長く仕事を続けていくためには、目の健康に良い生活を心掛けることが大切です。