タクシードライバーは給料が高い

タクシードライバーは、やり方によっては一般的なサラリーマンより給料が高くなることがあります。タクシードライバーは、歩合制が基本ですので一日の売り上げが多ければ歩合も多くなります。この歩合がタクシードライバーにとりましてはとても重要になります。タクシードライバーの基本給は正直言いましてとても少なく、基本給だけでは生活できるレベルではありません。そこに一日の売り上げから、会社によってはまちまちですが歩合を算出して、その月の歩合が基本給に上積みされた金額が支給されます。つまり、一か月の売り上げが多ければ給料も高くなり、稼げるドライバーであれば月給四十万円以上がざらにいます。逆に稼げていないドライバーであれば二十万円を下回ることもあります。

稼げているドライバーには、大抵固定客がいて、その固定客からの売り上げが多く締めていることがあります。高い給料を得るためには、まず固定客をつかむのが最初の一歩となります。次に、的確な情報を得るということです。例えば電車が運転見合わせになった場合は、駅前にはタクシー待ちの人があふれかえます。そこにいち早くいけば多くのお客さんを乗せることが出来ます。そして、運も重要になります。タクシーは走行距離に応じて料金が変わりますので、ワンメーターのお客さんを三名乗せるよりかは遠方で五千円支払うお客さんを乗せたほうが売り上げも変わります。特に深夜帯であれば深夜料金も加算されますので深夜帯で遠方のお客さんであれば、かなりの売り上げを得ることが出来ます。特に忘年会や新年会のシーズンであればねらい目であり、終電を逃した遠方のサラリーマンは絶好のカモといえます。

そして、タクシードライバーで最も重要なのが隔日勤務ですので、月に勤務する日が月の半分です。つまり月の半分が明け番と非番を含めて休みです。一般的なサラリーマンは月に20日勤務で10日休みですので、この点で考えてみれば勤務日が少なくて月収四十万円以上のタクシードライバーは、一般的なサラリーマンよりかなり高い給料をもらっているといえます。個人のやり方次第であれば、タクシードライバーは稼げる仕事といえます。しかしながら、高い給料を得るためには個人の努力と勉強が必要となります。この点に関しては、タクシードライバーに限らず歩合制がある業種すべての人に言えることです。楽して大金を稼げるわけなく、努力しているから大金を稼げるのです。