タクシーの隔日勤務について

タクシードライバーの仕事は隔日勤務が基本です。この点、一般的な会社員などとはかなり異なった勤務体系になりますので、まずはこれに慣れることが重要でしょう。隔日勤務とは文字通り解釈すれば2日に1回の勤務ということになりますが、もちろん単純に1日おきに働きさえすれば良いというようなものではありません。例えば月曜日から1週間の仕事が始まるとして、タクシードライバーの仕事はだいたい朝の6時頃から始まります。普通の会社員が9時前後に勤務開始であることを考えれば朝はかなり早いことになります。

そして、ここが最も重要なポイントとなるところですが、勤務はその日の昼間はもちろんのこと、夜になっても続きます。夜も遅くなり、日付が変わって翌日火曜日になり、だいたい深夜午前2時くらいに勤務終了となるのです。単純に考えると、午前6時に勤務開始で翌日午前2時までですから実に20時間程度もの仕事になります。そして、火曜日はその後は休みとなり、次の勤務は水曜日のまた午前6時からで木曜日の午前2時まで働くというサイクルがタクシードライバーの隔日勤務の基本です。次は金曜に勤務して土曜の午前2時以降は休みとなります。そして、1週間の7日目にあたる日、この場合は日曜日になりますが、その日は休日になるという勤務体系になっているのです。言い替えれば、タクシードライバーは2日を一つのまとまりと考えて、その中で20時間程度の勤務を行うパターンを1週間に3回繰り返し、残る1日は休みということです。

もちろん、現実的に20時間連続して休みなく運転し続けるようなことはありませんし、できません。昼食休憩や夕食休憩は必要ですし、その他にも適宜休憩を入れながら働くので、朝の6時から翌日深夜2時までの20時間と言っても実質的に仕事をしているのはそのうちの16時間程度になることが普通です。一般的な会社員は毎日8時間労働ですが、タクシードライバーは2日で16時間労働という単位になっているということもでき、そういう意味では、労働時間そのものは別に会社員など他のタイプの働き方とさして変わるものではありません。ただ、パターンが大きく異なりますので、これに慣れることがタクシードライバーとしてやっていくためには重要だということです。そして、慣れてしまいさえすれば、平日であっても自分の自由になる時間が多いという点がメリットに感じられることもあるでしょう。