タクシードライバーの給料ランキング比較

タクシードライバーはどのくらいの給料がもらえるのか気になるという方も多いのではないでしょうか。転職先の仕事として人気のタクシードライバーですが、どのくらいの給料をもらうことができるのかくらいは把握しておく必要があります。タクシードライバーの給料は一般の会社などとは異なり、40~50%が基本給で残りの50~60%が歩合制となっています。そのため一般的な会社のような年齢が上がるごとに、あるいは役職が付くごとに年収がアップするのとは異なり、ドライバーの努力しだいで若くてもそれなりの給料を稼ぐことができるわけです。

タクシードライバーの平均年収は、2017年度の賃金構造基本統計調査によると約332万円と発表されています。2010年の平均年収は約270万円で年々増加していますが、それでも日本人全体の平均年収は約440万円ですので、業種別年収ランキングでは100万円近くも低いことになります。ランキングでは、年収の少ない業種の一つと言えます。タクシードライバーの都道府県別年収ランキングを見ると、群を抜いているのが東京都で約420万円となっています。2位は約385万円の神奈川県で、3位が愛知県の約377万円です。このように見てみると、東京都のタクシードライバーだけが日本人の平均年収程度稼ぐことができており、その他のエリアはかなりの差を付けられています。半数以上のエリアが平均年収300万円以下というのが実情です。地方都市で奮闘しているのは岡山や岐阜で、平均年収350万円前後となっており、大阪のタクシードライバーの平均年収よりも若干多いようです。

平均年収はそれほど多くはないのですが、歩合制が採用されているために稼ぐ人はしっかり稼いでいるのもタクシードライバーという仕事の特徴です。東京であれば年収600万円前後稼いでいる人は多数いますし、中には1,000万円近くの年収を稼いでいる人もいるようです。努力次第で給料が上がる可能性があるのは、大きな遣り甲斐にもつながることでしょう。もちろん、だらだらと走っているだけでうまくいきません。効率よくお客さんを乗せて、空車の状態をできる限り少なくすることが重要です。そのためにはどこに行けばお客さんがいるのかを常に把握し、道路事情もしっかり頭に入れて効率よくタクシーを走らせることが重要です。経験を重ねていく音で、徐々に効率よく稼ぐコツをつかむことができるでしょう。