ハウステンボスはカジノ誘致を積極的に進めています

カジノ施設が日本でも設置運営される方向になってきました。といっても、現時点ではその準備中ですので、目下のところは日本国内でのギャンブルはできません。現在は、ギャンブル施設ができることでのトラブルの対策についての論議が行われています。つまり、ギャンブル依存症がますます増加するのでないか、あるいは、暴力団が暗躍することで治安が悪くするのではないか、という懸念の声が聞かれることに対応するためです。ですから、いまはIRの建設予定地も決まってはいません。自治体によっては熱心に誘致活動を展開しているところもありますが、正式決定は時期が来たら国が決めることとなります。IR施設、とりわけカジノができるとあれば、その経済効果はすこぶる大きいものが予想されるだけに、どの自治体も懸命になってアピールを行っています。

誘致運動を意欲的に展開している自治体としては、まずは横浜市があります。横浜市は、山下ふ頭におけるハーバーリゾート計画を打ち出しています。行政や商工関係者は非常に積極的な姿勢をとっていますが、まだ民意形成にまでは至っていない状況です。大阪府は夢洲へのカジノ誘致には極めて熱心で、万難を排して実現させるべく、大阪市とも共同歩調をとっています。一つには、かつての大阪オリンピック誘致運動が不本意な結果に終わったときの負の遺産である夢洲の有効活用を図りたいとの意向もあるからです。そして、2025年万博の誘致運動も同時展開していることもあって、相乗効果を狙っている側面もあります。それだけに、一層の力が入っているのは間違いありません。もし、カジノと万博の両方の誘致に成功すれば、大阪の存在感はますます高まることでしょう。

大都市ばかりでなく、地方都市からも誘致に向けての名乗りを上げている事例があります。長崎県佐世保市にあるリゾートのハウステンボスもそうです。オランダの街並みを再現していて、遠くからも観光客を引き寄せる魅力を持っています。かつて、ハウステンボスの子会社であるHTBクルーズがカジノ船を運営していた実績があります。それは、同社の国際旅客船が長崎から上海への航海中に実施していたものです。法治外の航海中ということですから違法ではありません。また、現在のハウステンボスにはすでにアミューズメントカジノがあります。これは、東京のお台場にあるのと同じで、カジノで行われているゲームを、まるでゲームセンターで遊んでいる感覚で楽しむことのできる施設です。もちろん換金することはできません。