ウェブ戦略におけるランディングページの効率的運用

ランディングページのみならず、ウェブサイトの効果を最大限に引き出すためには、制作のみならず運用も見据えた長期的戦略が必要です。ウェブにおいては、SEO対策は戦略的に非常に重要になりますが、ランディングページの場合には、LPO対策も不可欠な要素となります。SEO対策ではキーワード選定やバックリンク対策、コンテンツの最適化が主な課題となりますが、LPOでは通常、リスティング広告とのマッチングを図る必要があり、より高度な戦略が必要になります。リスティング広告はSEO対策に比べて、費用さえ捻出できれば早期に効果を得ることが期待できますが、LPO対策が不十分な場合は、リスティング広告の費用が生かされない状況に陥ります。
SEOもLPOも、基本的にはランディングページ制作時の段階で対策が決定されます。例えばキーワード選定やリスティング広告の方向性は、企画や編集段階である程度決定する必要があるからです。ですが、制作時に決定した戦略は、運用を開始した後に、様々なフィードバックを得て改善する必要が出てきます。そのため、ランディングページの作成だけでなく運用も効率的に行うには、運用時を見据えたSEO対策およびLPO対策を講じることが望ましいと言えます。
運用を開始した後に実施するLPO対策としては、まず筆頭に挙げられるのがコンバージョン率の分析です。とくに、アクセス数が一定数獲得できているにも関わらず、コンバージョン件数が低い場合は、SEOやリスティング広告ではなく、LPO対策に何らかの改善を施す必要があります。コンバージョン率に影響する大きな要因としては、ファーストビューでの離脱率が高いことが挙げられます。これはファーストビュー以降をユーザーがスクロールしているかどうかを計測することで分析できます。もしファーストビューに問題がある場合には、たとえば「申込ボタン」をファーストビューに配置することや、写真の入れ替え、コピーや配色の改善などが対策として考えられます。いずれにしても、ファーストビューに限定した修正となりますので、ランディングページ全体を修正するよりもコストを大幅に抑えることが可能です。ファーストビュー以降もスクロールされているのにコンバージョンが得られていない場合には、ランディングページ全体の最適化が必要となります。とくに申し込みフォームがわかりにくかったり、入力が面倒に思える仕様になっている場合には、それらを改良することでコンバージョン率の改善が期待できます。